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災害の歴史 No.15 フィリピン ピナトゥボ火山噴火(1991年6月12日)
1 概要 ① 20世紀最大規模の大噴火で、噴火前に1745mあった標高は、噴火後に約900m低くなり、直径3kmのカルデラ(底の標高850m)が形成された。数の白い部分が吹き飛んだ。 ② 「ピナツボ」とは原住民アエタの言 […]
1 概要 ① 20世紀最大規模の大噴火で、噴火前に1745mあった標高は、噴火後に約900m低くなり、直径3kmのカルデラ(底の標高850m)が形成された。数の白い部分が吹き飛んだ。 ② 「ピナツボ」とは原住民アエタの言 […]
6月26日は雷の記念日。 930年(延長8年)6月26日、平安京の清涼殿に落雷があり、大納言・藤原清貫が亡くなり、醍醐天皇は恐怖のあまり寝込んだとされる。 この落雷は、太宰府に左遷された菅原道真の祟ではないかと噂され、道 […]
684年11月29日に発生した白鳳地震が、記録されている最古の南海トラフ地震である。 古事記の編纂が始まったのが712年、日本書紀は720年だから、口伝として伝承されていた話が、文字として記録されたのだろう。 日本書紀に […]
鎌倉時代の1212年、鴨長明の随筆。 もう語り尽くされているとは思うが、日本人の災害観や自然観や人生観が要約されているように思う。 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ […]
少し、神話の時代から、時代が下って文字が現れた頃、災害をどう見ていたか。 漢字は、象形文字ですから、イメージが形に表されていて、イメージが極めて論理的に表現されています。 例えば、「災」文字。 上半分は、水の流れが塞き止 […]
日本の歴史は、古事記や日本書紀の神話からはじまりますが、それを読むと、古代の日本人が災害をどのようにとらえていたのかを知ることができます。 大正から昭和初期に活躍した物理学者の寺田寅彦も、「日本の神話には、現代は地球物理 […]