1 アイデアの選択に迷ったとき 

時間が極めて限られているなかで行動しなくてはならないとき、選択肢として幾つかのアイデアが思いついたが、どれを選択するかに迷った場合、簡単な問題解決の方法は、利点と欠点を比較することです。

① 何のために行動するのか、目的と重視事項を明らかにする。

② 各選択肢の狙いを明らかにする。

③ 利点と不利点を3つ以内で箇条書きする。

④ そのうち、重視事項に○をつける。

⑤ 評価は、○△×で記述する。

⑥ 結論では、理由と対策を列挙する。

もっと簡略化して、目的と重視事項だけを挙げて、どの案が良いか、○△×で評価しても構いません。

書き出すことで、頭のなかが整理されます。

判断要素は、利点が目的や重視事項に適っているか、不利点の対策は可能か、総合的に判断したとき、自分がやりたいと思うか否かです。

どんなに立派な案でも、納得できなければやるべきではありません。やりたいと思わなければ、決して成功することはありません。選択に迷っているときは、どちらが良いかが分からないのではなく、どちらでも良いから迷っているのです。

自分がやれると思う方を選ぶか、やりたいと思う方を選ぶか。少々問題があっても対策が可能であれば、納得して取り組むことのできる案がベストです。

どうしても決められないときには、サイコロを振って決めても構いませんから、どう実行するか、目標実現のための実効要領に集中して、対策、処置を必死になって考えることです。

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