龍圡軒は、1900年創業、 日本最古といわれる、派手さや余計な飾りなどで誤魔化さない真っ直ぐな正統派フランス料理で有名な、漢字での佛蘭西料理がよく似合うお店。

かつて、麻布龍土町(現在の六本木7丁目)にあり、明治から昭和期にかけて文人・洋画家・軍人らが集い、明治時代には、田山花袋、蒲原有明、国木田独歩らの「龍土会」、大正時代には、岩野泡鳴、徳田秋声、近松秋江、小山内薫らの「第二期龍土会」が華開いておりました。

1936年(昭和11年)の2.26事件では、龍圡軒の近傍にあった歩兵第一連隊(現東京ミッドタウン)と麻布の歩兵第三連隊(現国立新美術館)の将校たちが、ここで謀議をこらしていたことで有名になりました。

 昭和44年に麻布霞町に移転、現在は、港区西麻布1-14-4に店を構えています。

四代目店主の岡野利男シェフには、災害防止研究所の設立当初から会員になっていただいていて、災害防止研究所のメンバーは時々、西麻布で謀議をこらしております。

岡野シェフは、1970年に18才で渡仏して以来、50年のキャリアを誇る方で、多彩なご体験を通じて語られる生き方、複眼のようなものの見方や幅広い考え方、洒脱でウィットに富んだ優しい話しぶりに惹かれて、「是非に」と寄稿をお願いしたところ、快くお引き受けくださいました。

『仏蘭西料理と私』と勝手に表題をつけさせていただきましたが、災害防止研究所の活動趣旨に思いをいたしつつ、思いつくまま、気の向くままに筆を進めていただいています。

ご期待下さい。誰もがきっと、龍圡軒に足を運びたくなるでしょう。

(災害防止研究所代表理事 吉田明生)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です