《コロナ禍が続くなか、色々な情報が溢れ、さまざまな見方が語られています。一時期よりも落ち着きが見られるようになりました。まだワクチンは開発されていませんが、流行り始めた当初ほど、毒性を怖れる必要が少なくなってきたからでしょうか。 検査によって、陽性が出るのは仕方の無いことですが、陽性だと判定された後の処置はしっかりやってもらいたいものだと思います。》

私たちの職業で、二つに分かれることがあります。

それは、飲食業であるのに食事のことで、店を開ける前に食事を取るか、それともサービスが終わってから取るかなのです。

前者は、時間に追われて短時間で食べるので消化に悪く、後者は落ち着くので食べ過ぎてしまいます。うちは後者なので、店に来ていただいて私たちの体格を見ていただければ、一目瞭然です。

と云っている傍らから電話が鳴り、箸を置き、電話に出て、龍圡軒の「龍・・・」と云っている間に、「Alors アロー」が聞こえてきました。すぐにドミニックだと分かりましたが、いつもは私の誕生日の8月8日にかかってくるのに、と思って話をしていると、私たちのことを心配して電話をかけてくれたのです。それは3月11日でした。(これを書いているのは、4月10日です)。コロナの件でフランス全土の封鎖はテレビで知っていましたので、その話をすると、逆で、東京の様子をテレビで見て、心配してくれていたのです。

「すごい感染力で、アッという間にフランス全土に広がった」、「ヨーロッパ全土で封鎖しているのに、東京は何をやっているんだ」と、云っていました。

確かに文化の違いは大きいこと(握手による挨拶やBiseビーズという頬と頬をつけての挨拶)は分かっていますが、1月からの政府の対応を見ていて、正直、失望しました。

1 私の周りで、コロナの件を昨年12月後半に知っておられた方が2名おられました。

2 表沙汰になった1月に、島国の日本ほど封鎖しやすい国はないのにと、私は思っていました。

3 クルーズ船が出てきたとき、素人の私が見ても、日本の感染対策がこんなレベルなのかと思いました。

4 前に、九州の福岡博多駅前の陥没対策を見た時、福岡市はすごいなと思いましたが、それに比べてその後の感染対策が4ヶ月も過ぎているのに、出来上がっていないとは。

5 42年前の映画E.Tで感染対策の一場面をほとんどの日本人が見ているのに、その準備も、江戸時代のコロリの件もあったのにと、日本人の教育に歴史は必要ないのかと思わせる、こんなバカなことを書かなければならないとは・・・。

火事に例えると(1月の時点で)カーテンにしか火がついていないから、そしてクルーズ船になっても、まだ柱にしか・・・というような対策なので。全力で消さなければいけないのに!!そんな思いがするものですから、ごめんなさい。

次回、同じようなことにならないように。そして起きたときに備えて、一人一人が考えておきましょう。