伊豆半島中央部を占める、伊豆半島最大の基礎自治体。人口2万9千人。市域の67%は山林。

天城山は、伊豆半島中央部の東西に連なる連山の総称で、年間降雨量4000mmを超えることもある多雨地帯。最高峰は万三郎岳1406m。

市域は、狩野川水系上流域を占める内陸部と、駿河湾に接する海岸部の二つに大別され、人家の多くは狩野川とその支流の脇のわずかな平地に集まる。特に、内陸部は、山添いの狭い地域に住宅があり、安全なところはない、という地理的環境。

防災上の焦点は、海岸部は南海トラフ地震、内陸部は土石災害。

防災計画は、指定行政機関や指定公共機関との連携を図るための計画として使用し、総務省が推奨しているワンページ(1枚紙)にまとめて作成する「地区防災計画」の家庭への普及に努めている。

台風19号では、人口の約6%、1800人以上が避難した。土砂災害が200カ所以上出たが、人的被害がなかったのは幸い。

土砂災害への対策は、治山事業、間伐事業として実施している。

備蓄は、食料、水、毛布等を中心に、最低限の物を保有している。予算の問題もあるし、大量に購入したとしても、置いておく倉庫がない。各避難所に分散して置くのは効率が悪い。国のプッシュ型支援の取り組みに期待しているが、市域内の物流確保が課題。

避難所の運営は、運営要員自身の長期勤務態勢が取れていなかったことなどが教訓。

避難所は、体育館や教室があるだけで、冷暖房設備もない。要配慮者、特に障害者を受け入れるためには、プライバシーを守れる空間を用意することが不可欠だが、車椅子で登校できるように作られていないし、トイレのバリアフリーもなく、 そもそも学校は ,生活できるような施設環境が整備されているところではない。

福祉担当部署が要配慮者を把握しているが、個人情報保護の観点から、危機管理課では把握できていないし、申告(名簿提出)を拒む方もいると聞いている。

課題は多い。