災害、危機への対処や安全保障の考え方は、投資の考え方に共通する、二通りの見方をするタイプがあるように思います。

一つ目は、目の前の変動に着目して当面の「リスクや災害・危機への対応」に集中するタイプ、もう一つは、「長期的な成長」に着目して、自分の目標を考えるタイプの二通りです。 よく使われる血液型性格区分で言えば、血液型がA型の人は前者、O型の人は後者になるのでしょうか。

ちなみに私の発想は常に、ノー天気なO型です。

日本株の過去130年間の株価推移を示したチャートです。 投資をする人が、このチャートを見て、どう感じるかは、着目する視点で異なります。マクロにとらえて縦軸を見て、「成長が凄い」と考えるか、ミクロにとらえて「凸凹が大きくてリスクがあるから危険だ」と考えるのか。どちらが良くて、どちらが悪い、という問題ではありません。どっちもアリです。

防災や安全保障でも同じで、目の前の危険に着目する人は常に、危険への対処を呼びかけます。自分の目標達成を中心に考えてマクロに見る人は、長期的な情勢判断を重視して、効率的に目標に向かう方策を考えます。 ミクロにこだわり過ぎると、リスクへの対策にばかり気を取られて長期的な成長や目標を忘れてしまいます。

マクロの成長だけに目を奪われると、リスクへの対策を怠り、成長の機会を根こそぎ失いかねません。

あなたは、どちらの性格になのでしょうか?