染谷絹代市長にお話しを伺いました。

非常に明快かつ丁寧なお話しぶりで、防災や危機管理に対するご自身の考え方、人材育成への熱意、自衛隊OBへの期待などを聞かせていただきました。

議会では、1部1課(危機管理部危機管理課)の組織を持つことは効率が悪いのではないかという声もあるが、大規模地震、風水害だけではなく、テロ、ミサイル、感染症など、いつ何が起きてもおかしくない情勢下、組織横断的に判断して組織を統制・調整して動かすことのできる危機管理機能を整備しておくことは、これからの時代、ますます重要になると確信している。

東海地震の危険性が叫ばれるようになって久しいが、未だに防災や危機管理が特別なもので、官に頼ろうとする意識が根強い。防災や危機管理が、市民の仕事や生活のなかに活かされて、より日常的な意識になるようにしていきたい。

何か起きたら避難すればいいと、気軽に考えるのではなく、自分の命は、何としてでも自分で守ろうとする気概と自助努力が必要だと思っている。

陸上自衛隊からは、退職されるまで1年半待って眞部和徳(前・危機管理部長兼危機管理監)という人材に来ていただき、防災だけではなく、危機管理、仕事のやり方、積極的な姿勢など、役所内のお手本となって頑張っていただいた。

市役所でも、自分で考えて、自分で判断して、積極的に行動できる人材を育成したい。

現在は、危機管理課会計年度任用職員として勤務していただいており、今、後任の人材を地方協力本部にお願いしている。

眞部・元危機管理部長(左)、染谷絹代市長(中)、吉田明生(右)

防災・危機管理に対する考え方や具体的な施策だけではなく、地方自治の在り方についても、是非お話しを伺い、勉強させていただきたいと思いました。

お忙しいなか、貴重なお時間を取っていただきまして、ありがとうございました。